旭川医科大学

旭川医科大学病院

報告者氏名:金田豊子

H28年度
国公私立大学病院副看護部長研修

入院が長期化している患者の在院日数短縮に向けた取り組み

[概要]
当院の入退院センターでは、予定入院や緊急入院のベッドが確保できない場合にベッドコントロールを行っており、空床を効率的に運用している。しかし、ベッドコントロール件数は年々増加し、転棟による患者サービスの低下や業務の煩雑さが課題になっている。当院の平均在院日数は12.8日に短縮しているが、平成27年度のDPC(Diagnosis Procedure Combination;診断群分類)期間Ⅱを超える患者は全体の30%以上を占めていた。また、平成27年度の退院調整加算件数が183件と少ないことからも、退院支援の遅れが入院の長期化の要因となっていることが考えられた。そこで、大学病院で治療を必要とする患者が適切な病棟にスムーズに入院できるように、経営的な視点も踏まえ、DPC期間Ⅱ超えの患者を削減すること、また退院支援を強化する必要があると考えた。DPC期間Ⅱ超えの患者数をDPCごとに在院日数分布グラフで見える化し、どのような患者が長期化しているか各病棟の看護師長や病棟医長へ情報提供した。また退院支援を強化するために医師や看護師の退院支援に関する知識の習得や手順の浸透を図り、次年度の退院支援加算1取得に向け、退院支援担当者を病棟に専任配置するための人員を確保した。地域連携の強化に関しては、大学病院として地域医療連携セミナーやインターネット回線を活用した遠方の訪問看護ステーションとのTVケア会議、市内の訪問看護ステーションとの交流会などを実施し顔の見える関係づくりを行っている。

PDFファイルを開く