浜松医科大学

浜松医科大学医学部附属病院

報告者氏名:岩品希和子

H28年度
国公私立大学病院副看護部長研修

日本看護協会版クリニカルラダーの導入と看護実践能力の可視化を目指した継続教育システムの再構築

[概要]
当院は平成16年からクリニカルラダーを導入しキャリア開発プログラムを運用してきたが、ラダーは経年的評価であり、医療提供体制の変化や看護提供の多様化に現行プログラムでは対応しきれなくなっていた。そこでワーキンググループを立ち上げ、大学病院としてのあり方も考えながら今後の社会変化・医療提供体制への変化に対応できる看護実践能力を確保するための継続教育システムの再構築に取り組んだ。折しも日本看護協会版クリニカルラダー(JNAラダー)が公表された。全国統一の看護実践能力の指標であること、ラダーが地域関連病院との教育連携の際の共通言語となる可能性があることからJNAラダーの導入を決定した。現行ラダーとの照合を行った後、JNAラダー〈病院の実践例〉を参考に、4つの力それぞれのレベル毎に評価項目を複数作成し当院ラダー案(看護実践能力のみ)とした。プレテストでは現行ラダー取得の傾向と大きな相違のないことが確認できた。看護実践能力以外の能力については、大学病院として卓越したジェネラリストを育成するために、組織役割遂行能力、自己教育、研究能力をラダー構成に追加した。今回の研修期間ではラダーレベルの認定評価方法まで確立できなかったが、次年度早々の医療情報システム更新に向けて検討を続けていく。今後はラダー運営組織を立ち上げ、教育委員会と連携しながらシステムの評価修正を繰り返し発展させていく必要がある。

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