名古屋市立大学

名古屋市立大学病院

報告者氏名:福留元美

H28年度
国公私立大学病院副看護部長研修

大学病院の使命を果たせる看護職の定着を促進する -働き続けたいと思える職場環境づくりー

[概要]
急性期病院の競合が激しい名古屋市にある当院で、近年3~6年目の中堅職員の離職率が20%超となり、新人採用で補完を繰り返す状況にある。看護職の確保・定着は、高度医療の実践、質の高い医療人の育成、医学研究の発展という大学病院の使命を果たすために喫緊の課題であり、当院で働く魅力を実感できる職場環境づくりに取り組むこととした。
看護師長のキャリア支援能力の強化、労務条件の改善等で、当院の魅力を実感できる環境改善を計画した。看護師長に目標管理の能力向上の研修、看護職定着セミナーの伝達講習を企画し、看護職の定着を促進するための師長検討会を2回シリーズで行った。必要性を認識しつつ効果的に『承認』出来ていない現状を再認識し、師長が各々の現場で承認を増す取り組みを行った。また、当院の看護の魅力再発見のため、看護部紹介ツールの整備を行った。特に若い職員から当院で働く良さに関する意見を集約し、卒業校あての病院紹介フォトレターなどに反映させ可視化ツールにした。学生の反応などもフィードバックした。
今年度は3~6年目の退職予定者を減少できた。また、採用活動に関する師長・スタッフの肯定的・建設的な感想や意見を聞く機会が増した。当院で働くことの誇りは高いが疲弊感の強い状況に、好転の兆しを感じられている。今後も夜勤時間の変更など労務条件の改善や、より良い看護に邁進できる魅力ある職場環境作りを継続していく。

PDFファイルを開く