日本医科大学

日本医科大学付属病院

報告者氏名:内村洋子

H28年度
国公私立大学病院副看護部長研修

ライフイベントへの支援制度の活用推進による夜勤人員の確保

[概要]
就業支援制度の活用により、結婚・出産による看護職員の退職は減少したが、夜勤・時間外勤務減免希望者が増加し、勤務負担の偏りが生じた。これを是正し、各種施設基準等を満たしていくために、病棟運営のキーパーソンである看護師長に対して、多様な勤務形態の活用により夜間の時間帯にかかる勤務者を増やすための情報提供を行い、人員配置・交代勤務のシフト管理の結果の可視化・共有化の仕組みを作った。その結果、各種基準を満たすことはできたが、一人当たり平均夜勤時間の減少を指標とする勤務負担の軽減、ワークライフバランスの推進を示す数値の変化には至らなかった。夜勤従事者人数はわずかに増加したが、これは平成28年4月の診療報酬改定で夜勤従事者を計上する基準の変更の影響であると思われる。より効果的に負担の偏りを是正するためには、育児・介護休暇をはじめとする長期休暇取得者・短時間勤務者への対応窓口の一元化と、看護職員への専門職者としてのキャリアパスに関する就職初期からの意識付けが必要であることの示唆を得た。

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